発生
卵から孵化した幼生はプランクトンとして海中を浮遊しながら成長し、それぞれの生息に適した場所に漂着し稚ガニとなる。これは陸上生活に適応したアカテガニやオカガニ類とて例外ではなく、初夏の新月の夜など特定の時期に一斉に海岸に集まり、それぞれに水中で産卵(実際には卵の中で育った幼生を放出)して、再び内陸へと戻ってゆく行動が見られる。但しサワガニは幼生期を卵の中で過ごす為、一生を海と無縁に、淡水中で過ごす。普通、はじめにゾエアという幼生の時期があり、次いでメガロパ期にやや訳あり カニらしくなり、やがて稚ガニとなって底生生活にはいる。
慣用句
・蟹の念仏
蟹の念仏(かにのねんぶつ) 蟹が口の中でぶつぶつ泡を立てるように、くどくどと呟(つぶや)く様子。
・蟹は甲羅に似せて穴を掘る
蟹は自分の甲羅の大きさに合わせて穴を掘るものだということから、人は自分の力量や身分に応じた言動をするものだということ。また、人はそれ相応の願望を持つものだ。
・蟹の爪がもがれたよう
爪は訳あり カニにとって武器であり、餌を採る大切な手だが、それをもがれたという状態から、頼りを失い呆然自失の様をいう。
・うろたえる蟹穴に入らず
穴もぐりの名人といわれる訳あり カニも、慌てふためくと、自分の穴がどこにあるのかわからなくなる。という意で、冷静に物事に対処しないと、適切な判断や行動が出来ず失敗するという意。
・蟹の穴入り
訳あり カニが慌てて穴に逃げ込む様子から、慌てふためく状態をいう。
・蟹の死にばさみ
訳あり カニがいったん物を挟むと、爪がもげても放さないことから、欲深さや執念の深さを例えていう。
・後這う蟹が餅を拾う
いつも「鵜の目鷹の目」でせかせかしていなくても、思わぬ幸運に行き当たることもある。という意で、人の運、不運を例える。
訳あり カニ
訳あり カニ(蟹)は、甲殻綱・十脚目・短尾下目( たんびかもく、Brachyura 別名、訳あり カニ下目)に属する甲殻類の総称。タラバガニやヤシガニなどは十脚目・異尾下目(ヤドカリ下目)に属するが、これらも漁業・流通等の産業上、「訳あり カニ」として扱うことがある。
その他
・エレベータや、電車のドアなどで、ドアに指を挟まぬよう警告する、「ドアにちゅうい」のステッカーに、人の手が蟹に挟まれているイラストが描かれている所もある。
・訳あり カニの醜い外見から、訳あり カニは海で進化した昆虫のようなもので、訳あり カニ食はすなわち昆虫食であると唱える説もある。
文化
癌のことを英語で cancer と言うが、この呼び名は腫瘍とその周辺の血管その他の組織が作り出す形状が訳あり カニに似る事からラテン語の「訳あり カニ」から引用されて付けられた。潰瘍を意味する canker も同源だが、ギリシャ語の karkinos(訳あり カニ)と共に、これらの語はサンスクリット語の karkata(訳あり カニ)に由来すると言われる。
西洋星座の名称はラテン語なので、黄道星座の一つである「かに座」も Cancer である。「かに星雲」も潰れた訳あり カニの様に見えるという理由からこの名が付いたが、かに星雲があるのはかに座ではなくおうし座である。
訳あり カニと言えば横歩きが有名なので、横に進むものに「訳あり カニ」の名が付けられる場合がある。例えば、逆行カノンの事は「蟹行カノン」とも呼ぶし、明治期の日本では横方向に進む英語の事を蟹文字と称していた。
中国では訳あり カニを横行君子(おうこうくんし)とも呼ぶ。台湾のRealtek社の社章の訳あり カニの絵は「横行天下」(天下に横行する)という社訓に基づいて採用された。
また「蟹の横這い」といえば、単に横に移動するという意味にも使うが、貴人に顔を向けたままで横に移動する様子をその様に言う場合もある。この言葉がことわざとして使われる時は「人目には奇妙に見えても、自分には適したやり方」と「物事が奇妙に横にずれていくこと」という二通りの意味がある。
ミナミコメツキガニ、コブシガニ科とクモガニ科の訳あり カニは縦歩きをし、アサヒガニ科、カラッパ科の訳あり カニは後ろ歩きをする。ワタリガニ科の訳あり カニは歩きより泳ぎの方が得意である。横歩きしか出来ない種類の蟹でも回転する物の上に乗せた後は暫く縦歩きをする。
訳あり カニの手はジャンケンのチョキの様な形なのでキャラクター化された時は「じゃんけんが弱い」ものとして扱われる例がある。
ピラフ
ピラフ(トルコ語:pilav、フランス語:pilaf)は炒めた米を様々な出し汁で炊いた料理。トルコ料理で有名であるが、インドから中近東を経て南欧ギリシャにまで幅広く見られる米料理である。
語源となったピラヴはトルコでは一般的な料理であり主に付合せとして食べられる。米のみのものや、様々な具材を炊込んだものがあり、入れた具材の名前を冠して「○○ピラヴ」と称される。トルコではジャポニカ米、インディカ米、蒸した小麦を乾燥させて砕いたブルグールの3つがピラフに使われている。インド料理ではプラーオ ????? 、イラン料理ではポロウ ????? 、アフガニスタン料理ではピラウ ????? と呼ばれる。ギリシャ料理でも一般的な付合わせである。トルコからフランスに入ってフランス料理のピラフとなった。
日本では冷凍食品としても販売されているが、惣菜やビュッフェなどでは炒飯としばしば混同されている。
夢占い
夢占いでは、夢の中で登場した印象的なものをシンボルとして夢の中身を解釈をするものであるが、東洋と西洋では同じ内容の夢でもその解釈が異なるものがあり、解釈には、シンボルに対する一般的な知見や過去の経験則が用いられる。地域や社会によっては俗信として語り継がれているものもある(一例として「一富士二鷹三茄子」など)が著名であるが、内容の類似点からその出典の基礎になったものとして考えられるものに、真書、偽書などの諸説はあるものの、古来中国やわが国に伝えられきた、周公解夢全書や神霊感応夢判断秘蔵書(伝、安倍晴明著)などがあり、わが国での夢占いの解釈における参考書的存在や底本として用いられている例も散見される。
ただし、夢を見た人がそのシンボルに対して一般の感覚とは異なる特殊な印象を抱いていた場合は、一般的な解釈と異なる解釈が必要になる場合もある。例えば、「犬」は通常、友情の象徴であるが、夢を見た人が今までに凶暴な犬にしか出会ったことがないならば、「犬=友情」とは別の解釈を用いる場合がある。
葬式や火事など現実社会では縁起が悪い内容の夢(悪夢)を、「逆夢」として表現し、縁起直しや反対に良いことが起きる予兆とする解釈を用いる場合もあり
[夢は逆夢 / 逆夢 コトバンク、逆夢 goo辞書]、周公解夢全書の第十八篇、哀樂病死歌唱の「見人死自死者吉」や、第十九篇、佛道僧尼鬼神の「燒香禮拜皆大吉」などもこの解釈に基づくものとおもわれる。
ただし、夢がストーリー仕立てになっていたり(自分が勇者で悪いドラゴンを倒すなど)、夢を見ている時の環境に由来していたり(トイレに行きたいときにトイレに行く夢を見るなど)する場合に登場するシンボルは、夢占いの対象ではないと考えられている。
ズワイガニ
・オピリオ
日本海、オホーツク海、カナダなどで水揚げされている。別名本ズワイガニと呼ばれており、この品種のズワイガニを全国各地で地域ブランドとして販売し地域活性をしている。身は中程度で甘みが一番あるといわれている。
・バルダイ
ロシア東岸のものがバルダイであることが多く別名大ズワイ蟹と呼ばれている。身が大きく甘みがあるのが特徴でかにしゃぶなどに用いられている。
・紅ズワイガニ
日本海、北朝鮮、ロシアなどで水揚げされている。身が少なめで他のオピリオ、バルダイよりは比較的安く買うことができる。ただ身がしっかり入った紅ズワイはバルダイ、オピリオ以上に美味しいと言う人もいる。
・丸ズワイガニ
南米、アフリカなどから輸入されている
・その他
紅ズワイガニとオピリオの複合種、オピリオとバルダイの複合種などが確認されておりハイブリッドと呼ばれることもある。
玉
たま
・玉(たま)は丸い物。パチンコ玉、ビー玉、ボールなど。球も参照。
・玉(たま)は睾丸の俗称。
・玉(たま)は日本にある地名。
・岐阜県不破郡関ヶ原町玉。伊吹山ドライブウェイの入口。(玉交差点)
・東京都多摩地方。
・岡山県玉野市玉。ちなみに「玉野」という地名は「玉」と「宇野」の合成地名。
・玉(たま)は日本語の名。
・明智光秀の三女で細川忠興の妻、細川ガラシャの名。玉子、玉姫など。
・玉(たま)は日本の硬貨を指す時、末尾につくことがある言葉。(例:1円硬貨→1円玉)
ぎょく
・玉(ぎょく・たま)は宝石のこと。主にヒスイを指す。玉石混交の玉はこの意。
・玉(ぎょく)は玉璽のこと。
・玉(ぎょく)は将棋の駒の1つ、玉将のこと(王将と同一、詳しくは玉将の項を参照)。
・玉(ぎょく)は投資用語のひとつ。玉 (投資用語)を参照。
・玉(ぎょく)は「美しい」を意味する接頭辞。
・玉(ぎょく)は天子(天皇、皇帝)の身の周りのものを尊称するための接頭辞。玉体、玉音など
・玉(ぎょく)は天皇のこと。幕末、薩摩、長州藩士が隠語として用いたといわれる。
・玉(ぎょく)はメセン(Mesembryanthemaメセンブリアンテマ亜科群)、就中「玉型メセン」の品種名に多く用いられる接尾辞。日輪玉、花紋玉、琅干玉など。
・玉(ぎょく)は玉代のこと。転じて娼妓芸妓のこと。
・玉(ぎょく)は販売用の商品、商材の俗語。
・玉(ギョク)は鶏卵あるいは卵焼きの口語表現。寿司屋などで使われる。
上記どちらにも当てはまらないもの
・江戸時代において、数を数える、統計を取る時など勘定する場合に使用した漢字。これは、現在は「正」にあたる。一進記数法も参照。
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